遺言書原案の作成

作成の準備が整ったら、

遺言書の原案を作成しましょう。

原案を作成に当たっては

公正証書遺言を作成するときのポイント

とあわせて、下記の点もおさえておきましょう。

【横書き、アラビア数字がわかりやすい！】 

もちろん、縦書きでも問題はありません。

ですが、遺言書＝縦書きというイメージを

変に持つ必要もありません。

特に、数字や住所などについては縦書き・漢数字よりも

横書き・アラビア数字の方が見やすいということがありますね。

「見間違えられるような書き方は避けよう！」 という趣旨から考えると、

“横書き・アラビア数字がお勧め” ということになります。

なお、文章は公証人が法律的な表現に修正してくれますので、

原案作成の段階では厳密なものでなくても問題ありません。

【特定の相続財産以外の財産についてもチェック！】

特定の相続財産以外の財産についても、

誰に相続させるかを明記しておきましょう。

（例）動産、家財道具、日常生活で使用していた物品等

【祭祀（さいし）を主宰すべき者】

墓地や仏壇を相続管理し供養などを行なう人を

「祭祀を主宰すべき者」と呼びます。

これも誰に任せるか明記しておきましょう。

【葬儀・埋葬の要望】 

葬儀・埋葬について要望があれば明記しておきましょう。

特に「特殊な方式」を希望する場合は、

生前に協議しておく必要があります。

相続人に一切相談せずに

「葬儀を行わないで欲しい」 「散骨して欲しい」

などの希望をしても、なかなかその通りには行きません！